信じたい気持ちと、疑ってしまう気持ち。その間で揺れ続けるのは、非常に苦しいものです。証拠があるわけではないけれど、言動の違和感や態度の変化から、どうしても心がざわついてしまう。そんな不安が続くと、関係そのものがぎくしゃくしてしまいます。
なぜ浮気を疑ってしまうのか
過去の経験や心の傷
以前に浮気された経験がある場合、その記憶がふとよみがえり、相手が違っても「また同じことが起きるかもしれない」という不安にとらわれることがあります。また、自分に自信が持てていないと、「こんな私では、他の人に目が向くのでは」という疑念が生まれやすくなります。
パートナーの変化に敏感になりすぎる
急にスマホを見なくなった、残業が増えた、なんとなく距離を感じる。そうした小さな違和感が、少しずつ疑念へと育っていくことがあります。相手の変化を敏感に察知するのは関心の表れでもありますが、度を越すと常に心が張りつめた状態になります。
信じたいのに信じられない
相手を大切に思うほど、「失いたくない」という思いが強くなります。その一方で、「自分は信じてもらえるだろうか」「この人は裏切らないだろうか」と不安になることも。信じたいのに信じきれない、その揺れが疑いを深めてしまうのです。
心を守るためにできること
不安をすべて行動に移さない
気になることがあっても、すぐにスマホをのぞいたり、問い詰めたりするのは避けたほうがよい場合があります。一度「これは確かなことか、それとも想像か」と立ち止まって考える時間を持つことで、自分の感情に振り回されにくくなります。
自分の心の居場所をつくる
相手に関心が集中しすぎていると、少しの変化にも大きく反応してしまいます。自分の趣味や友人関係、ひとりの時間などを大事にし、「自分の中心軸」を他人に預けすぎないことで、過度な不安を和らげることができます。
疑いよりも、気持ちを言葉にする
「浮気してるの?」と詰め寄るより、「最近ちょっと寂しく感じるんだ」「前みたいにもっと話したいな」と、自分の気持ちを伝えるほうが、相手との距離を縮めやすくなります。関係を壊したくないという思いがあるなら、まずは疑念より感情を表現する方が効果的です。
信じることの難しさと向き合う
信じるというのは「何も不安がない」状態ではなく、「それでも一緒にいたいと思えるか」を自分に問い続けることでもあります。不安があるのは、それだけ相手との関係を大切に思っているからこそ。その思いをどんな形で伝えるかが、信頼を育てる第一歩になります。
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